Def-Bonが不特定多数の健聴者に向けて喋ること

Deaf(デフ・聴覚障害)
私みたいなDeaf(難聴・聴覚障害者)でも、不特定多数の大勢に向けて話す機会はたくさんあります。
サークルなどの交流会、バーベキュー、会社のプレゼンテーション、発表会などなど…。
1対1なら通じることでも、1対多数だと通じないので、その時はどう対応しているのかをまとめてみました。

周りの状況を確認してベースを調整する

不特定多数に向けて一番気にしていること、それは自分ひとりのベースで進めない
たくさんの方の視線が自分に注がれるという普段はないシチュエーションに、ついテンパって早口になってしまう。
こうなると自分が喋っていることを理解してくれるのは一部だけで、他の方は「何を言っているの、このハゲ?」と分かってもらえないパターンになってしまいます。泣
そうならないよう、一旦深呼吸して、自分ひとりのベースで進めていないか?と自問自答、その後ゆっくり喋ったり、手話の表現をオーバーにして10m後ろの人にも分かるぐらいの大きな行動を心がけています。
たいていは話す内容を事前に準備してるんだけど、1から100までミッチリと一言一句間違えずに紙に書いて準備するのは、結婚披露宴のスピーチぐらいで、それ以外はあまりないかな?宴会の無茶ぶりぐらい…w
むしろ、少しぐらい間違えたって良いじゃない?その方が自分の個性が伝わると思うしね。
普段は大雑把な性格のくせに、肝心な時はビビりなので、いつも緊張します。
でもいくら準備したってイレギュラーは発生するし、そういった慣れがないといつまで経ってもマニュアルどおりの反応しか出来ないので、あえてそういった環境に身を置くようにしています。

起結承転結を意識して話す

さっきも書いたけど、プレッシャーに弱いので、会話も文章も苦手な性格。
行動までがんじがらめにしてしまうと、失敗するのは目に見えているので、承転(起承転結ではないですよ!)を念頭にしたアドリブを重視しています。
前項でも似たことを述べましたが、不特定多数に向けて述べる場合は、言いたいことを最初に持って印象づけ、最後にもう一度言いたいことを繰り返します。
そのためにも話の要所(キーワード)を抑えます。
そうしないと、いつまでもダラダラ話すことになるので。
プレゼンテーションの経験は学生時代と会社の時ぐらいで、友達との付き合い以外では大勢に向かって話す機会はそんなにないんだけど、こういった話し方を日頃から意識するかしないかで、聞く人の受け止め方は変わるんじゃないかな?
もともとお気楽な性格だから、何も考えずにペラペラ喋る方が楽なんだけどねw

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