日本への帰国時、ドイツ・フランクフルト空港へ向かったつもりが乗り間違えてマンハイムに向かってしまった話

ドイツ

フランスから日本への帰国時、トランジットのためドイツのAirbnbで一泊後、フランクフルト空港に余裕を持って着くよう、飛行機の出発時間3時間前に宿を出てフランクフルト中央駅へ向かう。

フランクフルト中央駅から空港までは電車で大体15分ほど。
ドイツの電車の乗り方はAirbnbで大体分かってきたので余裕・・・のはずだった。

そもそもフランクフルト中央駅は日本と違って改札口がなくて自由にホームを出入りしているから「無賃乗車できるんちゃうん?」みたいな余裕をかましつつ、それでもキッチリ電車のチケットを購入して駅構内へ。

普段そそっかしい性格なのは自分でよく分かっているつもりだったが、この時も油断して注意力が落ちたのが仇に。

タイトルでオチが出ているが、乗る電車を間違えてしまった。

Googleナビは乗り場まで案内してくれるので、時間通りに来た電車に乗る。

Def-Bon
Def-Bon

さすがは世界のGoogle先生!到着時間も正確やん!

Google先生を称賛しつつ、電車に乗ってしばらく窓の外を眺めれば、次第に猛スピードで窓の外をフランクフルト空港が通過していく。

Def-Bon
Def-Bon

あ、あれれー!?おかしいぞ!?!?

コナンをマネしてる場合ではないが、リアルに血の気が引くほど青ざめるも、

Def-Bon
Def-Bon

まあ、次の駅ですぐ乗り換えれば良いか!

と思ったが…。

いつまで経っても電車が止まらず車内の様子、よく見れば普通の電車にしては内装が豪華であることから、さすがに焦って調べてみれば、ICE(イーツェーエー:Inter City Express)なるドイツの新幹線乗ってしまったことが判明。

日本で例えたら山手の線で東京から羽田空港までの電車に乗るつもりが、東京〜静岡までの新幹線に乗ってしまったようなものだ。

Def-Bon
Def-Bon

やっべ・・・飛行機のフライト時間に間に合わない!!

そんな焦燥をよそに、いつまでも新幹線のスピードで走り続ける新幹線。
思いきって隣に座っている、浪漫小説に出てきそうな、小汚いおっさんが話しかけて良いのか迷うほど淑女風のマダムに翻訳アプリで尋ねたところ、

この電車はね、マンハイム行きよ

と笑顔で教えてくれた。サンキュー!と笑顔で伝えるも、心のなかでは

Def-Bon
Def-Bon

おいおい…フランクフルト空港から想像以上に離れてるじゃねーか。

よけいに焦りながらどうやって帰るか必死でくぐり続けること20分、ついに恐れていたことが。

車掌が前方から順に乗車切符の確認をしているのが目に入る。

当然、切符なんて持ってない…無賃乗車したとされて鉄道警察に突き出されるのか…?

Def-Bon
Def-Bon

ええい、ナムサン!!

猛烈に焦っていたのを察してか、隣のマダムが、横から車掌さんに説明してくれる。
よくあることなのか、車掌さんはニッコリ笑顔。

大丈夫ですよ、このチケットで空港へ帰りなさい。

と戻りの切符を無料で手配をしてくれた上に、帰りの電車番号まで親切に紙に書いて教えてくれた…地獄に仏とはこのことだった。

マダムと車掌にお礼を何度も述べ、マンハイム駅で降りて電車を30分ほど待ち、なんとか帰りの電車に乗り込めた。

これで後はフランクフルト空港まで30分。

トランジットだから手荷物検査ぐらいであとは大丈夫だと安心したところ、今度はフランクフルト空港とゲルンスハイムの間で突然停止するというアクシデント。

Deaf(デフ・難聴)の自分にとっては、アナウンスが聞き取れないし、いつ出発するのかわからかった恐怖感から再び青ざめた。

Def-Bon
Def-Bon

もう勘弁してくれー!!!!!!

思わず口に出してしまうほど、焦っていたといえば伝わるだろうか。

そこから15分程でやっと電車が動くも、その後断続的に停止を繰り返し、なんとか空港についたときは離陸45分前。

大急ぎで走っては手荷物検査を通過し、なんとか搭乗ゲートに着いたときは出発10分前とギリギリ。

Def-Bon
Def-Bon

マジで3時間早めに出発してよかった…

と思った瞬間である。

もしマダムに会えなかったら?
親切な車掌じゃなかったら?
あのままマンハイムに行っていたら?

そんな、どうなっていたのだろうか?が汗だくで頭を駆け巡りながら機内で振り返った、初めてのドイツの地だった。

みんな、慣れない旅先は、ありあまる余裕を持って出かけようね!

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