健聴者にとってデフ(聴覚障害者)は恐怖の対象?!相手の立場で考えてみる

Deaf(デフ・聴覚障害)

先日健聴者の友人とサシで飲んだとき、初めて出会った時の話になったので当時の印象を聞いたところ、

「Def-Bonは難聴だからか、発音が聞き取りにくいし、早口ということもあって会話がわからず、宇宙人みたいな恐怖感がある!」
※けっして差別意識からの発言じゃないので、早とちりされないように。

ストレートにモノをいう人だからこそ、普段は言わないことを正直に言ってくれているんだというのは、よく分かっていました。

みなさんも馴染みのない外国語、例えばアフリカやアマゾンなど普段触れ合うことのない人からよくわからない言葉で話しかけられたら、初対面でも戸惑いなくスムーズにやり取りができますか?

ほとんどは、どう返したらいいのか分からず、プチ・パニックになると思うんですよね。
その友人が感じた恐怖というのも、そのパニックに対する恐怖なんです。

これはDef-Bonにとって、まったく思っても感じてもいなかったことでした。

Def-Bonは人見知り、だけど慣れたらしゃべりまくるタイプ

友人の話を聞いて感じたことは、上記のように自分が意図していないにせよ、つもり重なって相手に対して威圧感もしくは恐怖感という第一印象を与えている存在になっていたことでした。

そもそもDef-Bonは初めて会った人と、めったに仲良くなれるタイプではなく、たいてい塩対応で完結してしまいます。

ほとんどの方は上記のような対応されがちなので、

Def-Bon
あー、またこのパターンね。

と相手に対する興味が一気になくなってしまうんです。

他人に無関心というのかな?
ドラクエでいえば、「ここは〇〇の村だ!ようこそ!」と同じ返答をするキャラを相手にしているような印象をもってしまい、興味が持てないんです。

若い時であればそれでも積極的に人と関わっていたんだけど、オッサンになるにつれ、

聴覚障害者 + 喋り方 + 他人に無関心 + オッサン特有の雰囲気

これらがあいまって、いつのまにか初対面のほどんどから警戒されがちな存在になってしまったんですね。(泣)

いったん仲良くなれば年齢に関係なく話したり冗談を言い合ったりと友達になれるんだけど、それは自分の中での話であり、実際は受け手の印象次第でした。

嫌われてもいい。自分の感性に従うべき

Def-Bonは自他ともに認めるほど単純な性格をしてるので、人に合わせて性格や態度を変えるなんてのは苦痛でしかない。

そう友達にいうと、

「なんで?嫌われてもええやん、自分の感じたどおりに行動すればええやんけ。」

と言われて目が覚めました。
年を重ねるごとに、自分の中で勝手に自分の像を作り上げていたんでしょうね。

ココまで読んで「そんなこと小学生でもできることやん!」と思われた人。
本当に自身に対して正直に生きています?
恋人など大事な人や、仕事などでは必要以上に背伸びした姿を見せていませんか?
何がしらでマウントを取ったり態度を変えたりと自分優位に立とうとしていませんか?
そういった行動に自分自身で疲れていませんか?

繰り返すけどDef-Bonは単純な性格だから、そういう生き方は疲れるので、ありのままの自分でいようと決心しました。

人に対して対応することで気をつけていること

人と会話するとき、聴覚障害者は自分自身の会話の声が分かりづらいもので、訓練を受けている人であれば聴覚障害者でもカラオケで音楽を歌ったり聞き取れたりできるんだけど、基本誰でも発声は難しいもの。

Def-Bon自身、健聴者と声で会話はある程度できるけども発音がいいとは言えないので、初対面の人には下記のように気をつけています。

  • 先に聞こえないことを伝える
  • 早口言葉にならないよう焦らず、普通の音量を保つようゆっくりしゃべる
  • 積極的に聞く
  • 身だしなみ、爪やヘアスタイル(髪薄いけど…)などは最低限でも整える
  • もともと笑いが好きなので、そっちに話を持っていく

これらすべて自分自身の性格や態度は変えず、そのままの自分をキープしてます。
単にポイントをピックアップして意識を変えただけなんですよね。

これらを実践するだけで、あきらかに警戒心を持たれなくなったので、第一印象って大事やなーと感じました。

たまに聴覚障害者に理由もなく偏見を持つ人はいるんだけど、そういう人は変えてもらうつもりはないので、今後一切関わりません。
エネルギーと時間の無駄じゃない?

でも自分に改善すべき所があれば、どんどん変えていくので、もし同じように悩んでいる方がおられたら参考になったら嬉しいです。

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