兵庫県の淡路島といえば、ロードサイクリストにとって「アワイチ」として有名なコースとして知られています。
淡路島一周が約155km、見晴らしの良い沿岸をメインに宿泊したり、グルメを味わったりと様々な楽しみを伴いながらサイクリングできることで関西では有名です。
このアワイチ、上級者ともなれば、1日で3周まわる強者もいるそうですから、スゴイですね。
今回はこのアワイチの体験談と、レンタルサイクルの話をします。
明石海峡大橋は原付・自転車では渡れない!車かフェリーを利用するべし
兵庫から淡路島へ渡るには明石海峡大橋、通称明石大橋を利用する必要があります。
しかし高速道路なので徒歩はもちろん、原付・自転車は利用できません。
淡路島をサイクリングするのであれば、車に積むか、フェリーを利用するかどちらかの手段になります。
淡路島へはどちらを利用するべきか調べてみました。
明石大橋の交通料金
車で垂水〜明石を利用した場合(片道)※2018年4月現在
車種 | ETC(土日祝) | ETC(平日) | 現金のみ |
軽自動車 | 750円 | 750円 | 1,900円 |
普通車 | 900円 | 900円 | 2,370円 |
中型車 | 1,560円 | 1,040円 | 2,880円 |
大型車 | 2,060円 | 1,370円 | 3,960円 |
特大車 | 3,480円 | 2,320円 | 7,100円 |
区間距離 | 11,300円 | 11,300円 | 11,300円 |
現金のみだと、軽自動車でも明石大橋を渡るだけで片道1,900円、往復で4,000円近くしますが、ETC積載車であれば、ほぼ全て現金の半額以下と抑えられます。
明石大橋を車で渡るのであればETC積載車で行くのがベスト。
淡路島の駐車場
淡路島には車を置ける駐車場があります。
オススメはフェリー・淡路ジェノバ乗り場ちかくの「岩屋ポートビル駐車場」。
朝早くいけば、駐車場はガラガラなので利用しやすいですよ。
明石から淡路島への淡路ジェノバライン・フェリー詳細
明石〜淡路島(岩屋)を徒歩・原付・自転車で行き来するのであれば、淡路ジェノバラインを利用します。
JR・山陽明石駅から南へ500m、歩いて10分ほどです。
明石〜淡路・岩屋までの乗船時間は片道13分ほど。
切符は自動販売機で購入します。
一回便で乗せられる上限があるため、ギリギリに行って切符を買っても乗船できない場合がありますので、早めに着いて切符を買うなど、利用には注意してください。
淡路ジェノバラインの営業時間
曜日 | 明石発〜淡路島・岩屋着 | 淡路島・岩屋発〜明石着 |
平日 | 5:20〜23:20 | 5:40〜23:40 |
土日祝 | 6:00〜23:20 | 6:30〜23:40 |
平日は6:00〜10:00と17:00〜20:00まで20分に1本の割合で便が出ていますが、土日祝は30分に1本と本数が減りますので注意です。
また、ゴールデンウィーク(5月3日〜6日)は観光客向けに昼15:00〜17:00は20分に1本と増便していますので、利用しやすいです。
淡路ジェノバラインの乗船料金
淡路ジェノバラインの片道料金まとめ。
区分 | 料金 |
大人 | 500円 |
小人 | 250円 |
障害者割引 | 250円 |
自転車 | 500円 |
バイク(125CC以下) | 450円 |
小動物(犬など) | 220円 |
こうしてみると、値段はそこそこしますね。
自転車持ち込みであれば、ETC搭載の軽自動車で明石大橋を渡るのと同じ料金になります。
明石から淡路島への交通まとめ
結論から言うと、明石大橋を渡るのならば車を利用するのがオススメです。
- フェリーとETC軽自動車の料金は変わらない
- フェリーだと時間通り着いても上限で乗れず待たされる場合あり
- 車であれば帰りの時間を気にしなくて済む
フェリーで明石海峡の海を楽しみたい!という方もおられると思いますし、ホンゴウもそうでしたが、橋と対岸しか見るところがないので、乗って5分で飽きます…w
淡路島一周(アワイチ)体験談 初心者が一周を挫折した話
本気で淡路島一周を目指していたわけではなく、キッカケは友人と遊びのついででした。
淡路島の岩屋でレンタルサイクルを借りましたが、この時点で朝10時過ぎ。
レンタルサイクルは電動自転車で変速ギアありとはいえ、ママチャリタイプでそんなに飛ばせないタイプでした。
しかも途中からお尻が痛くなったこと、レンタルサイクルの返却時間が夕方4時までということもあって、淡路島1周(アワイチ)どころが、3分の1以下(約40km)で帰りました…。
さらに帰りの海岸線(淡路島西側の道)は海からの強風が強くて自転車が進まず、より体力を消耗してヘロヘロという結果になりました。汗
淡路島一周(アワイチ)後のサイクリングは明石大橋近くの温泉「美湯松帆の郷」がオススメ
自転車返却する前に「美湯松帆の郷」に入ることで体力を回復します。
ただこの温泉、温泉のある入口まで坂を登らないといけないんだけど、信号や休憩以外では一切足をつけずに頑張ってこいだサイクリングが、この坂は自転車を降りて押さないとホントに登れないぐらいシンドイw
なんとかたどり着いた美湯松帆の郷は障害者手帳が使えるので、温泉を安く利用できたのは幸いでした。
区分 | 料金 |
大人 | 700円 |
小人 | 400円 |
障害者割引 | 600円 |

クーポンもあります!
http://matsuho.com/ticket/
淡路島をサイクリングで楽しむなら宿泊しよう
淡路島一周を目指するならクロスバイク以上がオススメの理由
ロードバイクに乗っている感覚でス〜イ、ス〜イ行けると思っていたけど、全くできません。
ロードバイクなら軽くペダルを回せば、時速20km以上がすぐ出せるのに、ママチャリだと頑張って必死に汗を流してこいで、やっと出せるレベル。
疲労度が大違いです。
ママチャリ、クロスバイク、ロードバイクの違いは今度書きますが、体力に自信がある方ならともかく、初心者ならクロスバイク以上がオススメです。
このように自転車によって淡路島一周は時間がかかりますので、宿泊してのんびり淡路島をまわるのがオススメです。
淡路島サイクリングにおすすめの宿
頑張って鳴門大橋近くまで南下しましょう。
予算が許すなら鳴門大橋近くの宿でもいいのですが、コストを抑えたいのであれば、鳴門大橋手前の下記ホテルがオススメ。
- 南あわじ市サイクリングターミナルゆずるは荘
- アワジ花ホテル
鳴門大橋近くの宿泊代の半分近くで抑えられます。
ゆっくり身体を休めて、折り返して戻りましょう。
終わりに
まったくの初心者がいきなりママチャリで淡路島一周をやるには無知・無謀だと思い知らされたアワイチ縦走でした。
反省としては様々ですが、一番はアワイチを舐めてかかったこと泣。
体力の問題もあり、はじめてやるなら宿泊前提が良いです。
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