Def-Bonの難聴は重度難聴。
ただこの辺の説明が難しく、健聴者によく勘違いされる。
健聴者が私に対して対応してくれることでありがちなのは、
声を大きくすれば伝わる
ということ。
当然、それじゃ全然伝わらない。
なぜ伝わらないのかというと、
音を認識する前に難聴になったから。
音を認識するとは
音の認識ってどういうこと?と思われるかもしれない。
例えるなら「 あ 」が「 は 」に聞こえたりする。
健聴者は物心がつく前からから会話を重ねているので、学習している認識(記憶)がなくても、自然と音を認識、日常会話をこなしているだろう。
※方言や吃音などは別として。
ところが聴覚障害、すくなくとも私の場合はそのチャートを踏んでいない、正しい音を認識できないから。
さらにいえば、音の認識は補聴器に頼っているので、健聴者の方と「聴こえ」が異なる。
「あのボーカル、ハスキーで渋いね〜!顔もアタクシ好み〜!」
と言っている人がいても、音の認識が基本的に異なるから、何が良いのか分からない。
※もちろん顔の好みなんて知ったことじゃない。
老人性の難聴と障害者の難聴の違い
老人にありがちな加齢による難聴と障害による難聴は大きく異る
多くの年配は加齢を重ねることに聞き取り力が弱くなるのだが、それまでは聴こえていたので、音の認識ができる。
このため、難聴にみえても耳に入ってくる音を大きくする=大きく音量を上げれば大抵は伝わる。
障害者のDef-Bonの場合は重度難聴
音の認識自体ができない。
補聴器をかければ音量を上げると音自体は入ってくる。
ただし、何を喋っている言っているのかは分からない。
このため、電話や音楽の歌を素で聞いても把握できない。
音の高さも認識しづらいので、カラオケでは音痴。
AKBやエクザイルなんて歌詞がないと、いまどこを歌っているのかわからない。
ただし歌うこと自体は好きなので、音痴だろうが気にしてないが。
勘違いしないでほしいのだが、聴覚障害者みんなが私と同じではない。
カラオケがうまい聴覚障害者だっているし、ダンサーもいるし、電話ができる人もいる。
同じ聴覚障害なのに、なぜ違うのかというと、聴覚障害の種類が異なる。
大きくまとめると下記にわかれる。
※大雑把にまとめただけなので、細かいところはまた別の機会にまとめてみたい。
- ①伝音性難聴・・・音が聞こえにくい、言葉が言葉として捉えにくい
- ②感音性難聴・・・老人に多い。音が小さく聞こえるようになる(小さい音に気が付かなくなる)、言葉が言葉として聞こえにくい
- ③混合性難聴・・・①②をあわせたもの
ドラクエ風にステータス別でみる聴覚障害
最後にドラクエ風に分かりやすくステータスで分けてみたので、参照になれば。
■Aさん
職業:健聴者
音の高さ認識:230
音の認識力:217
電話:スマホ・ガラケー装備可
リスニング:230
リズム:200
■Bさん
職業:軽度の聴覚障害者(感音性難聴)
音の高さ認識:180
音の認識力:120
電話:音量が大きい電話のみ。
リスニング:80
リズム:150
■Def-Bon
職業:あそび人
音の高さ認識:10
音の認識力:5
電話:装備不可
リスニング:10
リズム:50
妄想力:255
・・・・・・妄想力って何って??ノーコメント。
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